Veglia Borletti

当然のことだけど、運転しているときは自分のクルマのデザインは見えない。

前に特殊な液体を運んでいるギンギラギンのタンクカーなんかが走っているときやたまたま信号で停まったときにショーウインドウなどに映る以外、基本自分のクルマを客観的に見ることはできない。


そうなるとやっぱり室内のデザインや色というのはとても重要で、とりわけドライバーにとっては、メーター類も大変重要なチャームポイントだ。

その点、イタリア車のメーター類は傑作揃い。

私達が使う数字は「ローマ数字」というくらいだから、そりゃ彼らにとってはお家芸なので、

いつでも美しくてカッコいいのは当然なのかも知れない。


イタリアが誇るメーターメーカー、Veglia Borletti(ヴェリア・ボルレッティ)社のデザインは多くの名車のハイライトともいえるもので、それこそFIATからフェラーリ、トラックからレーシングカーまで多くのイタリア車に採用されている。


マブチモータースで仕入れるクルマは、実は結構メーターのデザインに左右されている部分もあるんです...。

というのも、同じモデルのクルマでも前期型と後期型ではメーターや内装のデザインが違ったりすることが多く、そこはについつい執着しちゃうんですよね…。


仕入れたクルマのメーターをバラしては、しげしげとメーターパネルのレタリングを眺めてはついついニヤニヤしてしまう。

腕時計に対する接し方に近いのかも知れません。

そんなことをクルマの買付の理由にしている人はあんまりいないと思いますが、こればっかりはある種のフェティシズムというか、ちょっと変態的な側面なのかも知れません。



そんなおかしなクルマ屋ですが、ひきつづきよろしくお願い申し上げます!

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