あの時計のデザイナー
ジウジアーロやガンディーニ、ベルトーネにピニンファリーナ…。
自動車のデザインといえば、やはりイタリア。
そんな名だたるデザイナーや会社がひしめくイタリアの工業デザイン界にあって、本来であればきっとそこに名を連ねたであろう人がいます。
ピオ・マンズー(PIO MANZÚ)
家具やデザインがお好きな方なら一度は目にしたことがあると思うのですが、Alessi社から現在も販売されている「Cronotime」という時計。文字盤が見やすい角度に変化するかわいらしくも見やすさ抜群の時計。
これをデザインしたのがこのピオさんなのです。
デザインの潮流が大きくかわりつつあった来るべき70年代に向けて、新しいデザインをと起用されたピオが担当したクルマこそ、フィアット127なのです。
現在のクルマの基本ともなったアイディアに満ちた元祖のような一台で、独特の存在感を放ちつつ、徹底して使いやすいという素晴らしいバランスをもったクルマです。
ちょっとしたウンチクをこちらで述べていますが、実際に日本にやってくるこの一台も素晴らしいコンディションです。
イタリアでも、改めてその優れたパッケージングやデザインに注目が集まり、さまざまな復活妄想などがかけめぐる一台が日本に上陸致します。