FIAT 500R
フィアット500R / 1973
実質的な強化版として生まれたチンクエチェント
1957年から77年まで20年以上にわたり人気を博し、今もイタリア車のアイコンであるチンクエチェント。
日本でもチンク、イタリアでもチンクイーノの愛称で絶大な人気を誇る傑作小型車なのは、わざわざここで説明する必要はないでしょう。
その長い生産期間から、さまざまなバージョンが存在しますがこのRが最終型です。
当時モダンとされた横長のメーターから、やはり人気だったクラシカルな丸いタイプのメーターに戻され、年々高速化が進む道路事情を鑑み、エンジンや駆動系も強化された「最終進化版のチンクエチェント」ともいえるのがこのＲなのです。
ちなみに巡航速度も100km/hを誇ります。
内外装ともにレストアされた個体で、ボディ、シャシー、エンジンなども素晴らしいコンディションの一台。
■ FIAT 500 R / フィアット500R 1973年（ボディカラー白〜当時の純正色でリペイント）
排気量 :594cc
変速機 : 4速 MT
最高出力 : 23CV/4800rpm
最高速度 : 100km/h