Alfa Romeo Alfetta GTV 2.0
アルファ・ロメオ アルフェッタGTV 2.0



レトロ・フューチャーなアルファロメオ
家電や家具から喫茶店などのお店まで、巷ではレトロ・フューチャーものが大変な人気です。
昭和! なんて言われ方をしていると思いますが、要は70−80年代頃を指しています。
あの頃はよかった...。なんて言うつもりはありませんが、少なくとも今よりは夢いっぱいな感じはありましたよね?
さて、1974年に登場したこのアルフェッタGTは、まさにそんな頃の一台です。
実は今年で50周年というアルフェッタGTは、ですが、半世紀経ってもいまだに未来感がプンプンしています。
Designed by Giugiaro
またかよ!
って言われそうですが、これも巨匠ジョルジェット・ジウジアーロ大先生の作品です。
このアルフェッタGTの開発は1967年からはじまっていたのですが、当時のクルマといえばセダンが主流という時代。
そこで、来たるべき70年代に向けて、四人とその荷物を積み込んで、長距離を快適に走れる「次世代のクルマ」を!
そんな意気込みで作られたクルマがアルフェッタGTなんです。
改めてこうして見てみると、ちょっと現代の車的な雰囲気がなくもないのですが、やっぱりひと味もふた味も違う気がしません?(個人の感想ですよ。あくまで)
レトロ・フューチャーでもあるような、それでいて現実味もある…。
50年も前のクルマなのに、いまだにモダンな感じがするんですよねえ...。
昔の名前で出ています
ところでアルフェッタという名前の由来ですが、
1950年代のグランプリシーンで大活躍したアルファ・ロメオの名車ティーポ159の愛称が元ネタです。
さすが、歴史を大事にするイタリア人といったところでしょうか。
そんな背景もあるので、実はトランスミッションやブレーキの位置など、機関面でもレーシングカー的な構造にされていたりして、ちょっとマニアックな一台だったりもします。
メーター類のレイアウトも、ドライバーの真ん前にはタコメーターだけがあり、レーシングカー的な風味が漂っています。
さて、前置きが長くなりましたが今回の物件。
またしても弊社名物の「ワンオーナーもの」です。
今流行りのバーンファインド(倉庫からの掘り出し物)ではありませんが、うちのスタッフ、マウロのお父さんのカーキチ仲間のアルフィスタが新車から持っていた一台。
これぞワンオーナーってやつです。しかも知り合いが乗ってたやつです。
オーナーはすでに故人ですが、奥様が思い出にと車庫で保管していたのですが、そろそろお別れの時が来たと...。
シャンパンゴールドの外装に、エンジのモケット。しかも後席などいまだにビニールを被ったままという驚きの一台!
しばらく寝ていたクルマですから、いきなり峠道をガンガン走る! というわけにはいきませんが、それなりに整備をすれば往時の走りは堪能できます。
なにより、ボディと内装の状態が厳しいクルマが多いアルフェッタにおいて、このクルマはまさに絶品といえる一台です。
さすがにホコリはかぶっていますが、その程度。大きなキズもなく、走行も5万キロ台。もちろんオリジナルペイント。
GTの中でも「速い」を意味するVeloce(ヴェローチェ)の名を関したアルフェッタ。
しかも初期型です。
人とは違う一台をほしいという方。
青春時代に憧れた一台だ! という方。
ジウジアーロ・デザインのマニアの方。
アルファ・ロメオのレーシングスピリットを体感したい方。
車両はまだイタリアにあります。
ご興味がある方はいつものようにご一報を。
Alfa Romeo Alfetta GTV (2.0)
排気量 1,962cc
馬力 130CV/5,400rpm
5速マニュアル
Sold