1/52のクーペ
自動車の楽しみ方は多々あります。それこそ今どきの言葉でいう多様性に満ちています。
マブチモータースは、フオリセリエ(カロッツェリアが作る別注モデル)や、メーカーのラインナップながら、およそ日本には正規輸入はされなかったであろう、特殊なバージョンたちをこれからも精力的にご紹介していきたいと思います。
てなわけで、お友達からのご紹介シリーズでかなりの珍しいクーペがでてきました。
イタリアといえば、クーペ。クーペといえばイタリアです。
このクルマは1967年製のFIAT 125Sをベースとした、カロッツェリア・モレッティのスペシャルモデルGS16の初期型です。
元ミケロッティというカロッツェリアのダニー・ブラワンドさんがデザインしたこのクルマは、日本でも有名なFIAT DINOクーペ&スパイダーによーく似ています。
このモレッティというカロッツェリアは、丁寧かつ高級感あふれる仕上げに定評があり、このクルマもご覧の通り見事な仕上げになっています。
しかも、国内外向けに僅か52台しか生産されておらず、文字通りのレア車です。
クーペなのに4名乗車可能という、実にいまっぽいレイアウト。頑丈かつ高性能で評判のエンジンである、ランプレディ・ツインカムを搭載したFRモデル。
走りと居住性が両立したなかなかの一台です。
果てはいすゞ117クーペやオペルのマンタなど、「どっかで見たようなそっくりさん」がたくさん出てきていた60年代後半のイタリアンクーペ。
なかでも、イタリアきっての「高級フオリセリエ」を製作するモレッティの一品。
ちなみに現オーナーは北イタリアの大金持ちさん。
シブいチョイスに加え、恐ろしくコンディションがいいのがすばらしい。
実にらしいコレクションといえるでしょう。
レアだレアだと言ってますが、例によって、弊社では入手しやすいパーツで作られたスペシャルエディションを中心にセレクトしていますので、このクルマもメカニカルパーツに不安はありません。
ビクビクせず、レアカーをじゃんじゃん乗ってしまう贅沢を味わってください。
名前ではなくデザインで乗りこなす一台ですw。
どなたか、ご興味がある方がいらっしゃればコチラまで。